あらすじ
「戦闘能力ゼロの通訳風情が、何をしに出てきた!」
ブラック企業のシステムエンジニア(SE)だった俺が転生先で授かったのは、一見地味なハズレスキル『万能翻訳』だった。
戦闘能力皆無と見なされ、地下資料室に軟禁されて書類仕事の奴隷となる日々。
しかし、毎日古文書を読み解くうちに、俺は世界の重大な秘密に気づいてしまう。
――この世界の魔法や事象は、すべてプログラム(言語)で制御されている、と。
そんなある日、王都に伝説の災厄『冥府の黒竜』が襲来。
勇者の聖剣も魔導師の極大魔法も通じず、誰もが絶望する中、俺は『万能翻訳』の真の力――「世界の記述を書き換える(置換)能力」を発動する。
世界を滅ぼす暗黒ブレスの【破壊】という記述を、俺の最も得意な【デバッグ】へ。
黒竜のステータスの【生存】を、【退職】へ。
これは、最弱と蔑まれた元SEが、世界のバグをサクッと修正して無自覚に最強へと成り上がる物語。