あらすじ
「――予兆はございました。全ては見えぬ力に導かれていたのでしょう」
王都の片隅で、他人の記憶を読み解く異能を隠して『円卓の魔女』として探偵業(ハッタリ)を営むアラディア・ピーチャム伯爵令嬢。ある日彼女のもとに、王太后から舞踏会の夜に消えたレディ・アイリーンの捜索依頼が舞い込む。
アイリーンに好意を寄せていたのは、沈黙の騎士と呼ばれる『白の公爵』エルヴィン・ホールドハーストと、冷酷非道と恐れられる不機嫌な宰相補佐官『黒の公爵』マクシミリアン・ノースウッドの2人の公爵だった。
アラディアが『桃色の脳細胞』を使って白と黒の公爵たちを捜査するうちに、何故か『閨事の悪魔』と呼ばれるマクシミリアンと、ディープキスから電撃婚約する羽目になり――!?
レディ・アイリーン失踪事件の裏に隠された、ポエムがうるさい沈黙の騎士の秘密。国家規模の錬金術師と、不機嫌公爵がひた隠しにする切なすぎる真実。
勢いとノリのなんちゃって魔女・アラディアは、持ち前の論理と最高の「ハッタリ」で、歪められた真実を引っ繰り返すことができるのか?
ガラス張りのパレスで、今、真実が明かされる――。
知的?な凸凹バディが織りなす、ミステリー&コメディ・ファンタジー、ここに開幕!