あらすじ

クラスの超人気者で、天真爛漫を絵に描いたような女子、咲月(さつき)。 席替えで隣の席になったばかりの彼女から「花火大会にいこ!」と誘われた。 ​当然、いつもの賑やかなグループで行くのだろう――。 そう思って、荷物持ち兼カメラマン要員として覚悟を決めてやってきた歩(あゆむ)を待っていたのは、鮮やかな朝顔柄の浴衣に身を包んだ、とびきり可愛い咲月の姿だった。 ​「他ってみんなのこと? 呼んでないよ? だって歩くんと二人で花火見たかったんだもん!」 ​あっちの屋台へふらふら、こっちの金魚すくいへふらふら。 手を引かれ、完全に振り回されっぱなしの歩。 けれど、人混みの中で触れ合う熱い体温に、歩の心臓のバクバクはもう限界で――。 ​「大成功! すっごく楽しい!」 ​振り回されていると思っていたのは自分だけ? 夜空に咲くどんな大輪の花火よりも眩しい笑顔で、彼女はまっすぐに想いを伝えてくる。 ​天真爛漫な彼女のハッピーな計画に、至福の敗北感を味わう――夏の夜の甘酸っぱい青春ショートストーリー。

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カクヨム
カクヨム2026/06/17
  • 現在の作品『夏の夜、隣を歩く君は花火よりも眩しくて』