あらすじ
「先生って、きっと素敵な女性なんでしょうね」
――その『先生』、いま目の前にいるゴツいおっさん(42)です。
累計1000万部突破の超人気少女漫画家、一ノ瀬ひなた。
女心を完璧に理解した“恋愛のカリスマ”として神格化されている彼女(?)の正体は、
趣味・筋トレ(週6)、身長190センチ、恋愛経験ゼロのいかつい中年男性・桐生恒一だった!
ある日、自身の初サイン会に向かう途中、
恒一はガラの悪い男たちに絡まれていた博多から上京したての社会人朝倉ひかりを強面と筋肉で救い出す。
ぶっきらぼうだけど優しい恒一に、ひかりは感激。
しかし、彼女は恒一を会場の「警備員」だと激しく勘違いしてしまう!
「この前は助けてくれて、ありがとうございました。……あの時、ほんと格好よかったとよ」
慣れない東京で、唯一安心できる“警備員さん”に会うため、健気にサイン会裏口へ通い詰めるひかり。
一方で、彼女は「少女漫画家の一ノ瀬先生」にも熱烈な憧れを抱き、恋の相談を持ちかける。
「好きな人がいるんですけど……嫌われたらどうしよって、怖かと」
(待って。その好きな人って、もしかして俺(警備員)のこと!? っていうか、アドバイスしてる一ノ瀬先生も俺だけど!!)
自分が描いた漫画のせいでひかりが勝手に玉砕しかけたり、
自分が自分をライバル視してのたうち回ったり――。
恋を知らない男が恋を語り、恋をしている女が(勘違いで)距離を取る。
すべてがすれ違ったまま進む、おっさん少女漫画家と博多弁ピュア女子の、超至近距離勘違いラブコメディ!