あらすじ

「国のためなら死ねるだろう」 その一言が、15年間の祈りを終わらせた。 結界を張り、浄化し、疫病を抑え、災厄を封じた。 感謝されたことは、ほとんどなかった。 偽聖女に成果を奪われ、公の場で断罪され、 それでも反論しなかった俺が、初めて口を開いた。 「……そうですか。なら、もう祈りません」 俺が消えた三日後、王国の結界は崩壊した。 疫病が広がり、魔物が増え、人々は初めて知った。 当たり前に享受していた奇跡が、たった一人の犠牲で成り立っていたことを。 俺はもう、振り返らない。 魔王はただ一言言った。 「随分酷い扱いを受けてきたようだな」 ―――これは、聖人が人間に戻る話だ。 第2回カドカワBOOKSファンタジー長編コンテスト応募作品です。 企画詳細 ➤https://kakuyomu.jp/contests/kadokawabooks_fantasy_2026/detail

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カクヨム
カクヨム2026/06/16
  • 現在の作品国を守ってきた聖人は祈るのを辞め、魔国へ逃げ出します。 〜逃げた魔国で魔王様に溺愛されました〜