あらすじ
体育館裏で化け物に遭遇した高校生・田中蛍介。
普通なら叫ぶ。 逃げる。 泣く。
だが彼はまず友達にLINEした。
『体育館裏に化け物おるんやけど』
――そこから始まるのは、怪異退治でも世界救済でもない。
笛で止まる怪物。 七年前の消しゴム。 踏み潰された蟻の巣。 チキンラーメン。 そして、ずっと話せなかった女の子。
ふざけているのに切ない。 笑っているのに胸が痛い。 怪異なのに青春で、 青春なのにどこか人生そのもの。
終われないものは、呪いなのか。 それとも救いなのか。
世界でいちばんどうでもいい会話と、 世界でいちばん大切な気持ちが同時に存在する。
エブリスタの北極圏しゃくたにしゃくお式・怪異青春ラブコメ哲学チキンラーメン小説。
笑え。 泣け。 そしてチキンラーメンが食いたくなれ。