あらすじ
「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われるほど雨が多い山陰地方。
俺、ハルは「絶対に失敗したくない日」に限って大雨を降らせてしまう、呪われたジンクスを持つ【環境学部】の学生だ。
月末の家賃ピンチに追い込まれ、俺が藁にもすがる思いで応募したのは、『時給破格・雨天決行・ヤギの現場対応』という、闇バイト感満載の怪しい求人。
しかし裏山のオンボロ小屋で待っていたのは、反社の人間などではなく――『ヤギ部』を名乗る【経営学部】の変わり者・蓮見先輩と、正真正銘モフモフの本物のヤギ・メリーさん(♀)だった。
「業者の重機で除草するより、ヤギに草を食わせた方がコストも環境への負担もゼロだ。これが究極のビジネスモデルだろ?」
蓮見先輩は意気揚々と語るが……肝心の「彼女」は、バチバチと音を立てる土砂降りの雨を見て『絶対に外に出たくないメェ』と小屋で急ブレーキを踏んでいた。
天気を呪い、ただ予定調和を求めるだけの「俺の都合」。 効率ばかりを追い求める「人間の都合(経営)」。 そして、本能で動く「ヤギの都合(環境)」。
全く嚙み合わない3つの思惑を前に、冷たい雨の匂いと獣の体臭に包まれながら、俺の人生最悪(?)なヤギバイトが幕を開ける!
「思い通りにならない」からこそ見つかる価値がある。 大学生と先輩、そして気まぐれな『彼女』が泥まみれで繰り広げる、等身大のお仕事(?)&青春コメディ!
♑️6月号月刊MASHIROに参加しています。
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