あらすじ
「エリーゼ・フォン・アストリード! 貴様との婚約を破棄し、国外追放を命じる!」
王宮で断罪された悪役令嬢エリーゼは、扇の裏でほくそ笑んだ。 (計算通り。これで慰謝料をもらって、優雅な隠居研究ライフの始まりよ!)
彼女は合理的かつ効率至上主義者。 冤罪も追放も全て織り込み済みで、完璧な逃亡計画を立てていた――はずだった。
「待たせたね、我が愛しきエリーゼ。君を断罪する愚か者たちに、鉄槌を下しに来た」
突如として壁を破壊し現れたのは、隣国の最強魔術師にして冷徹と噂されるアルフレッド王太子。 彼はエリーゼを拉致(保護)すると、用意していた安宿ではなく、超豪華な王室の離宮へと彼女を閉じ込めてしまった!
「君が生きて笑っていてくれるだけでいい。……10年待ったんだ、覚悟してね?」
冷徹なはずの彼は、エリーゼの前でだけ尻尾を振る大型犬(ただし執着強め)に変貌し、糖度高めの溺愛攻撃を仕掛けてくる。 食事は「あーん」、お風呂上がりは膝の上、寝る時は抱き枕!?
「計算が合いません! これは明らかに過剰投資です!」 「いいや、愛だよ」
これは、恋愛感情を「バグ」と処理する合理的ツンデレ令嬢と、10年前の命の恩人を崇拝しすぎる重い王子の、計算外だらけのラブコメディ。 (※元婚約者たちは、キレた王子によって物理的・社会的に破滅させられます)