あらすじ
ぼくたちのまわりでは、得体(えたい)のしれない何かが出てくる怪談や伝説やウワサ話が、いつのまにかどこからともなく広まってくる。
どこのだれがさいしょに話しはじめたのかまったくわからない、けれどもだれもがその話を知っているんだ。
その話に出てくる得体のしれない何かをだれも見たことはない。
なのにそれを見たことがあるかのように話は広まっていく。
たぶん、これからもずっとその何かを見ることはないだろう。
でも、もしきみがその話に出てくる、だれも見たことがない何かに出会(であ)ってしまったら……。