あらすじ
帝国の辺境、文字すら読める者が少ない貧しい開拓村に、異端の少年がいた。少年の名はアルス。彼は老司祭が遺したわずかな古文書や戦記を貪るように読み、世界の広さと「戦術」という名の知恵を知る。
やがて、宿敵であるレギオン聖王国との戦争が勃発。アルスは幼馴染のロイと共に一兵卒として徴募される。武力を持たない少年が頼れるのは、頭の中に叩き込んだ「過去の英雄たちの知恵(本)」だけだった。 腐敗した帝国、迫り来る敵国の名将、そして宮廷の陰謀。理不尽が支配する戦乱の時代を、一冊の本を愛した青年が知略と仲間との絆で駆け上がり、やがて全軍を率いる「将軍」へと至る、激動の英雄譚。