あらすじ

「証拠は、ございます」――そう告げた瞬間、その証拠は、握りつぶされた。 完璧な法務令嬢コルネリアは、聖女の“心証”と取り巻きの偽証だけで、無実の罪を着せられ、辺境へ追放される。 けれど彼女は、泣かなかった。「この審理は、記録に残る。記録は、いつか証拠になる」と告げて。 たどり着いた辺境は、気持ちと力だけで人が裁かれる、無法の地。 コルネリアは決める。事実だけで人を裁く“裁定所”を、ここに作ると。 握りつぶされた証拠は、消えない。誰かが拾い、記録すれば、必ず戻ってくる――最も、見られたくない場所へ。 これは、感情で人を断罪する王都を、記録の力で静かに覆していく物語。王都へは、もう、戻らない。

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小説を読もう2026/06/16
  • 現在の作品断罪された“法の番人”は、辺境で本物の裁きを始めます