あらすじ
大型経済倒産と詐欺事件を追う敏腕弁護士は、勝訴の判決を聞く寸前に過労で命を落としてしまう。彼が次に目を覚ましたのは、魔法の力の強弱が絶対的な身分を決める中世ヨーロッパ風の異世界だった。
スラムの孤児・ルーカスとして転生した彼に与えられた魔力は、最下層を意味する「ゼロ」。しかし、唯一のユニークスキルとして『説得力』を宿していた。それは相手を洗脳するようなチート能力ではなく、「提示する条件に論理的な筋道さえ通っていれば、相手の偏見を排除し、自らの意思で深く納得させる」という、一見頼りないものだった。