あらすじ
「無駄だ。俺のサボる時間を邪魔するなら、単なるコストとして処理する」
何の才能(色)も持たない【無色(カラーレス)】の第5子、ディルク。
理不尽な国命により最果ての死地「ヴァルカ荒野」へ赴任させられた彼は、しかし絶望などしていなかった。
見栄まみれの社交界を離れ、合法的にサボるための「独自の生存圏(システム)」を構築する──。
無駄を極限まで削ぎ落とした異常な基礎鍛錬の肉体と、有能なメイド・メルヴィナの実務能力。
そして、現地で発掘した独自の二大資源(火山灰コンクリート×魔力遮断材)。
これは、ただ静かに眠りたい男が、徹底した合理主義と冷徹な土木技術で、いつの間にか世界のインフラを支配していく物語。