あらすじ
世界最大級の財閥を擁する公爵家の令嬢ミトと、その婚約者で若き論客ロウ・タハライト。結婚を三年後に控えた二人は、「世界の上流社会が、果たして自分たちに値するのか」を見極めるため、各国を巡る旅に出た。
だが、最初に訪れた『薔薇と鏡の国』ロサリスで待っていたのは、絢爛な宮殿に着飾りながら、中身の空疎な王侯貴族たち――。旅装のミトを「田舎貴族」と嘲った愚かな王子に、ミトの圧倒的な格と、ロウの容赦ない論理が、静かに牙を剥く。
最上級の気品で踏み潰し、最上級の論理で逃がさない。
豪華絢爛 × 公開断罪 × 異国巡歴。痛快ロマネスク、開幕。