あらすじ
人間は嘘をつく。
でも購入履歴は嘘をつかない。
夜中3時17分。
保湿クリーム。
自己肯定感教材。
野菜ジュース定期便。
自分へのご褒美チョコ。
誰にも見せなかった涙も、
誰にも言えなかった孤独も、
クレジットカードだけは全部知っていた。
これは一人の女性の人生を、
購入履歴だけで追跡した記録である。
たぶん恋愛小説。
たぶん人生小説。
たぶん哲学。
たぶんギャグ。
そして最後に残るのは、
ラーメン950円と替え玉150円。
購入履歴は人生を記録する。
人間より正確に。
人間より冷たく。
少しだけ優しく。