あらすじ

人類が去り、静かに終わりを迎えつつある世界。

高校生の少女・ミアは、この世界にたった一人残された「最後の人間」だった。

​孤独に押しつぶされそうだった彼女の隣には、いつも寄り添ってくれる同世代の少年・レノがいる。

​「やっぱり人間は、朝一番にお日様を浴びないと元気が出ないよね!」

​そう言って無邪気に笑うレノは、自分が『人間』だと主張している。

――外装の隙間から時折、金属のパーツが覗いていることも。
――時々、ネジが一本外れてフリーズしてしまうことも。

彼は全部「ちょっと不器用なだけだから!」と言い張るのだ。

​ミアは知っている。レノが、自分を一人ぼっちにさせないために、必死で『人間の男の子』を演じてくれていることを。

だからミアも、彼の優しい嘘を守るために、ずっと騙されたフリを続けている。

​体温をめぐるあったかい嘘、味のわからない缶詰を半分こする時間、雨宿りの雨音……。

壊れかけのレノの寿命が少しずつ近づく中で、2人は今日も、物悲しくも温かい「とある日常」を愛おしそうに紡いでいく。

​世界の最果てで、2人のほのぼの終末ロードムービー

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/15
  • 現在の作品終末世界で二人きり