あらすじ
「青空から降ってくる、誰も拾えないスパイク」
高校女子バレー界の至宝、青空ましろ(あおぞら ましろ)。
175センチの長身から繰り出される圧倒的な一撃と、どんな時も感情を崩さないクールな佇まいから、彼女は周囲から『氷の女王』と恐れられ、崇められていた。
――だが、俺、白鳥大智(しらとり だいち)だけは知っている。
彼女が本当は、誰よりもプレッシャーに弱くて、泣き虫な普通の女の子だということを。
怪我でセッターの道を諦め、一歩引いたポジションからバレー部を支える俺と、ましろの接点は、誰もいない夜の体育館。二人きりの秘密の居残り練習。
「……大智。今日も足、パンパンになっちゃった。マッサージ、して?」
「大智のトスじゃないと、私、ちゃんと飛べない。……だから、置いていかないで」
昼間の凛とした姿はどこへやら。練習が終わって限界を迎えた彼女は、俺のジャージの袖をぎゅっと掴み、大きな身体を小さく縮めて、世界で俺だけにしか見せないワガママと弱音を零し始める。
周囲にバレたら学校中が大騒ぎになる、天才エースとの距離感バグりまくりの秘密の関係。
付き合っていないはずなのに、俺の胸でしか泣けない彼女のために――俺はもう一度、その翼を支えるためのトスを上げる。
ストイックな天才美少女の重すぎる愛と弱音を、元天才セッターの主人公が全て受け止める、ガチ部活×じれ甘アオハルラブコメ開幕。