あらすじ

灰まみれの娘シンデレラは、魔法使いの力で舞踏会へ向かった。 美しいドレス。 きらめく髪飾り。 そして、月明かりのようなガラスの靴。 王子はシンデレラに心を奪われた――はずだった。 しかし、王子が覚えていたのは、彼女の顔ではなく靴だった。 落とされたガラスの靴を手がかりに、王国中で試着会が開かれる。 ところが、靴が入る女性は普通に何人もいた。 混乱した王子は、なぜか「人間は多すぎる。だが靴は一つだ」と逆方向に覚醒。 ガラスの靴を証人扱いし、ついには王妃候補として迎えようとする。 一方、継母一家は「相手は王子ではない、靴だ!」と靴適合競技に目覚め、足を鍛え始める。 そして本物のシンデレラは、王子が自分より靴を覚えていたことに気づき、ついにこう思い詰める。 「私は靴様に踏み潰される運命なのです」 靴を信じすぎた王子。 靴に勝とうとする継母。 靴の付属品になりかけるシンデレラ。 真実を処理し続ける大臣。 これは、ガラスの靴が本人確認書類ではないことを王国全体で学ぶ、教育上かなり足元の不安定な童話パロディ。

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カクヨム
カクヨム2026/06/15
  • 現在の作品シンデレラのガラスの靴、靴のサイズの該当者が多すぎる