あらすじ
「君は完璧すぎて、息が詰まる」
——その一言で、十年の婚約は終わった。
八歳から王太子妃となるべく己を磨いた公爵令嬢ロゼリア・ヴァルモンテ。だが完璧さを疎まれ、捨てられる。彼女が去った王国は、彼女が黙って支えていた仕事の不在で、静かに傾きはじめた。
亡命先の帝国で、ロゼリアは上級儀典官として頭角を現す。そこへ——爵位も後ろ盾も失った元王子が、雨の中、門前に跪いた。
「あなたの犬にしてください」
復縁は、いたしません。躾なら、考えて差し上げてもよろしくてよ。
捨てた男を“番犬”として飼い、報われない仕事を一段ずつ“査定”する。帳簿の似合うクール令嬢 × 贖罪のわんこ元王子、主従逆転の婚約破棄ざまぁ。
※女主人公/犬視点の幕間あり/ハッピーエンド/連載中