あらすじ
婚約者である次期皇帝との結婚初夜――私は死ぬ。
それが千年続く帝国の掟だった。
平民の私、セラ・ルミナは「皇帝の結婚初夜の生贄」として選ばれた婚約者。やがて婚約者のエルネストの隣には名門貴族令嬢が現れ、私は自分が本物の婚約者ではなく、ただ死ぬためだけの存在だったと知る。
絶望した私は残された人生を楽しもうと決意するが、ある日エルネストから突然の婚約破棄を告げられて――。
けれどその婚約破棄には、あまりにも不器用な理由が隠されていた。
「君を生贄になんてしたくない」
私を守るために私を手放そうとした元婚約者。
そんな勝手な理由で捨てられてたまるものですか。
世界を救う生贄だろうと、皇帝だろうと、私は絶対にあなたを逃がしません。
愛が重すぎる元婚約者と、絶対に離さない元婚約者の、すれ違い純愛ファンタジー。