あらすじ
「僕の最高傑作。君を傷つける全てを、この手で塵一つ残さず凍らせてあげる」
代々国の結界を維持するローゼンベルク公爵家。
その中で生まれたリーネは、十歳の魔力測定で『測定不能(ゼロ)』を叩き出し、「無能の身代わり」として虐げられてきた。
あるきらびやかな夜会の日、フィアンセである第一王子カイルから、異母妹セリアの目の前で婚約破棄と追放を告げられる。
しかし、愚かな彼らは知らなかった。
リーネが「無能」だったのは、当時の測定水晶の許容量(キャパシティ)を遥かに超える、あまりにも強大すぎる「純白の魔力」を宿していたからだということを。
彼女が追放された瞬間、公爵家の結界は崩壊を始める。
絶望に沈むはずの夜会会場。だが突然、耳を劈く音と共に空間が凍りつき、守護竜ウロボロスを駆る「最強最悪の氷の竜騎士団長」アスガルド公爵・アルヴィスが乱入してくる。
彼は誰も寄せ付けない冷徹な琥珀色の瞳を、リーネにだけはとろけるような甘い蜂蜜の色に変えて囁いた。
「やっと見つけた。僕だけの、最高傑作」
半年前、戦場で死にかけていた彼を救ったのは、他でもないリーネの純白の魔力だったのだ。
アルヴィスに連れ去られ、氷の城で極上の溺愛を受けるリーネ。
一方、真の聖女を失った公爵家と王国は破滅へと突き進み、焦ったカイル王子は古代兵器を起動して彼女の強奪を目論むが——。
氷の竜騎士団長が放つ、絶対零度の六連撃。
その美しくも苛烈な氷華が、悪意のすべてを凍てつかせ、真の聖女を絶対的な光の中へと導く。
※カタルシス100%、ハッピーエンド確約のざまぁ&極上溺愛ファンタジーです!