あらすじ
夏休みが始まって一週間。
深夜2時のコンビニに入ろうとした瞬間、高校生の佐藤(さとう)蓮(れん)は異世界へと召喚された。
俗にいう「陰キャ」で、知識も、技術も、武力も、コミュニケーション能力もない。ないない尽くしの凡人な彼に、お約束のチートボーナスなど与えられるはずもなかった。
放り込まれたのは、時に残酷な現実が牙をむく見知らぬ世界。
飢えと孤独に震える「独りの旅」から、生きるために始めた「商人の旅」へ――。
これは、身分や立場、そして心をすり減らしながらも、行く先々で人の優しさに触れ、少しずつ変わっていく一人の少年の軌跡。
彼が後に「旅人勇者」と称えられることになるのは、まだずっと先の話である。
※本作品では、世界の過酷さをより鮮明に描くため、残虐な描写が一部含まれていますことあらかじめご了承ください。