あらすじ
勇者召喚に巻き込まれた元ブラック企業のクレーム対応係・真山慧は、戦闘適性ゼロのまま異世界の冒険者ギルドに放り込まれた。
配属先は、苦情・損害対応窓口。
彼の仕事は、魔物を倒すたびに橋を落とし、宿を半壊させ、山を「少し」減らす国民的勇者アルマ・ブレイズの後始末だった。
竜の巣を吹き飛ばせば土下座して示談。
貴族が過大請求してくれば契約書で撃退。
勇者が謝罪しようとすれば、まず床が割れないように止める。
戦えない。
魔法も使えない。
剣も振れない。
だが、謝罪文と契約書と口八丁だけは誰にも負けない。
そんな慧の前に、本人いわく「壊したものを知りたい」という勇者アルマが現れ、こう言った。
「責任、取ってください」
これは、戦闘力ゼロの元クレーム対応係が、勇者のやらかしを示談で片付けながら、やがて勇者召喚産業そのものに人生最大のクレームを入れる、異世界お仕事コメディ。