あらすじ
2005年、平成時代。
スマートフォンもSNSもまだない時代。
メールと電話だけ。
返信が来るたびに胸を躍らせ、来なければ何度も
センター問い合わせを繰り返した。
入学式の日。
右斜め前の席に座る少女の携帯電話が、なぜか母親と全く同じだった。
「それ、俺の母さんと一緒だ」
思わず声を掛けた僕に返ってきたのは、
「だから何?」
という冷たい一言だった。
サッカー部のエース しょう 物静かな少女・りな。
最悪の第一印象から始まった二人の距離は、数学の授業、メール、合唱祭を通して少しずつ変わっていく。
これは平成時代の高校生たちが経験した、少し不器用で、どこか懐かしい青春恋愛物語。