あらすじ
中学二年生の時、野球U-15日本代表に選ばれた谷本瀬綱(たにもと せつな)。
それは栄誉あることだったが、同時に周囲からの激しい嫉妬を買い、瀬綱はクラスメイトたちから避けられる『学校のぼっち』になってしまう。
それでも、同じリトルシニアのチームメイトたちとの強い絆だけが、彼の心の支えだった。
やがて中学三年生になった瀬綱は、学校の人気者であり、現役モデルの吉田雫(よしだ しずく)と同じクラスになる。
中学一年生の時にも同じクラスで、当時から仲が良かった二人。
だが、再び同じクラスになった瞬間、雫の見る目は少しだけ変わっていた。
かつては小さかった瀬綱の身長が、一気に180cmへと急成長していたのだ。170cmと女子にしては長身な雫だったが、見上げるような10cmの身長差に、彼女はちょっぴり瀬綱を意識してしまって――。
そんな学校のアイドルである雫だが、彼女もまた『現役モデル』という肩書きゆえに周囲の嫉妬を買い、教室でハブられる孤独な存在となっていた。
お互いの事情を知った二人は、互いの傷を癒すように、二人きりで過ごす放課後を重ねていく。
「俺たちの未来は、安っぽく値踏みされていいわけない」
偉大なる二人を阻む弊害は多い。だけど、その壁を圧倒的なスペックと機転で乗り越える度、二人の絆は大きくなり、次第にそれは恋心へと変わっていく。
そして舞台は、中学から高校へ。
更なる球速の限界突破と、新たなヒロインたちとの出会い――。
世界を目指す、せつなのダイヤモンドは、一体誰の手に渡るのだろうか。