あらすじ
世界で一番美しい王妃は、努力家だった。
夜ふかしはしない。
香油は季節で変える。
王冠の角度にも妥協しない。
けれど魔法の鏡は、毎朝きっぱり告げる。
「白雪姫様です」
何もしていない白雪姫に、努力しても勝てない王妃。
白ドレス、黒ドレス、王冠映え、怒った顔。
王妃は次々に部門を変えて勝とうとするが、白雪姫は無自覚にその部門まで奪っていく。
毒りんごで眠らせても、寝顔部門で一位。
ガラスの棺に入っても、儚さ部門で一位。
勝ちたい王妃と、無自覚に勝ってしまう白雪姫と、真実しか言わない毒舌鏡の、教育上かなり面倒な童話パロディ。