あらすじ
病弱な母と古い団地で暮らす高校一年生、白守結月(しろもり・ゆづき)。
夢は地方公務員になって、母に楽をさせること。
欲しかったのは、誰にも壊されない平凡な毎日だった。
けれど母が救急搬送された日、結月は病室で黒いコートの男と出会う。
夜御津御門(よみつ・みかど)。
かつて母に命を救われた、闇の世界に生きる男。
御門は母への恩返しとして、結月たちを守ろうとする。
いじめも、貧困も、悪意も、彼の手にかかれば深い闇に全て呑み込まれていく。
けれど、その優しさはどこか怖い。
救いの形をした、黒い支配にも見えた。
これは、平凡を願う少女が、闇の帝王の保護者に守られながら、善と悪、愛とエゴに向き合っていく物語。