あらすじ
かつて皇帝の檻から逃れた薬師・蘭清瑶と、彼を救った霍子辰。
二人は都を離れ、静かな村で、ひとりの孤児を育てた。
名は、蘭景珩。
清瑶から薬を、子辰から剣を学んだ彼は、ある夜、月明かりの下で記憶を失った美しい青年を拾う。
青年は、自分の名も、身分も、帰る場所も覚えていなかった。
けれど、弱き者を見捨てず、不正を憎み、剣を取れば誰よりもまっすぐに立つ。
景珩は彼に、仮の名を与える。
——月蘭。
やがて景珩の幼なじみであり、武門の若君である霍允燁が合流する。
月蘭はいったい何者なのか。
そして、三人の想いは、月の光の下でどこへ辿り着くのか。
——これは、誰も欲しいものを得られないまま、それでも互いを手放せない三人の物語。
※「籠中の薬師」の続編です。
※画像はAIに生成してもらいました。