あらすじ
世界には、なかったことにされた過去がある。
誰も覚えていない。
誰も気づかない。
それでも、結城ユウには見えてしまう。
街の景色に溶け込む、世界の継ぎ目――『空白』。
ある日、空白の前で出会った少女・リリアは言った。
「そこには近づかない方がいい」
しかし、その瞬間。
世界はひび割れ、ユウは、起きるはずだった崩壊を否定してしまう。
その日を境に、空白はユウを呼び始めた。
空白の向こうに立つ謎の少年。
修正によって消された人々。
世界の理を受け継ぐ『継承者』たち。
そして、少しずつ明らかになる真実。
この世界は、まだ完成していない。
『修正途中のこの世界で』――
世界の"正しさ"に抗う少年の物語が始まる