あらすじ
「わし、長期で休暇を取るから、代わりに神様をしてくれない?」
公務員として日々曲者たち(代議士・上司・クレーマー)の調整業務に奔走し、突然死してしまった俺は、異世界の神様に呼び出され、まさかの「神の代行」を依頼されてしまった。
神から引き継いだのは神殿、万能の力『奇跡』、三つの禁忌、そして命令を聞かない天使たち。
任された業務は、人間・魔族・天使からなる異世界のバランス調整。
ただ、神が作った世界の維持システムは、あまりにも狂っていた。
人間が平和になり「信仰心」が下がると、キレた天使がアルマゲドン(最終戦争)を引き起こす。
そうならないように、カンフル剤として『魔王』を配置し、『勇者』に倒させることで信仰心を回収する。
ただの公務員だった俺が、勝手の知らぬ異世界で、世界規模のマッチポンプなんてできるわけが……
「まあ、野党議員の無理難題に比べればマシか」
俺はそう高を括り、神の代行業務を引き受けた。
いつの日か業務を終え、元の世界に戻るために。
これは突然死した元公務員が、万能の『奇跡』と根性と機転で、バグだらけの異世界システムを実務的に乗り切っていく、異色のお仕事ファンタジー。