あらすじ
「緊張しているんですか?」
くすくすと笑いながら騎士さまは言った。
「それは、はい。緊張してます」
ぼくは硬い顔をして、でも、無理ににっこりと笑って言った。
そんなぼくの顔を見て、くすくすと楽しそうに騎士さまは笑った。
騎士さまはその美しい豊かな黄金色の髪を白いりぼんでまとめている。
お人形さんみたいなとっても綺麗な顔をしていて、大きな青色の瞳と小さな口と小さな綺麗な形の耳。
騎士さまはとても立派な青色の貴族の服の上に細部にまで装飾のある芸術品みたいな軽装の騎士の鎧を着ている。
そして、とても見事な飾りのある騎士の証でもある細身の剣を自分の座っている隣の席のところに置いていた。
剣をしっかりと握るための白い手袋は今はとっている。