あらすじ
机に並んだ、三年分の証拠。横領の裏帳簿、隣国との密約、そのすべてに記された王太子の署名。
公爵令嬢アデライドは、従順な婚約者を演じながら、この国の腐敗を、ひとつ残らず集めていた。
「もう、見切りをつけましたの。この国に」
唯一の共犯者は、宰相補佐クレマン。二人は、王太子自身の口で婚約破棄を宣言させ、その断罪の舞台で、すべてを暴く計画を立てる。――だが、敵もまた、二人の動きに気づいていた。
会場へ向かう寸前、アデライドは捕らえられかける。読まれていた。舞台は、すでに敵の手の内。
追い詰められた二人が選んだ、最後の一手とは。そして、すべてを暴いて勝ったその先で、アデライドが下した決断とは――。
策士令嬢と共犯ヒーローが、腐った国を暴き、勝ち、そして見限る。痛快ざまぁ&逃避行ロマンス、一話完結です。
婚約破棄/ざまぁ/策士ヒロイン/共犯/溺愛/ハッピーエンド/国を捨てる