あらすじ
筆頭公爵家・ヴォルテール家のひとり娘、メラニー。彼女の婚約者の座は国中の貴族が欲している。
筆頭公爵家であるヴォルテール家は王家の血を引く。加えて母が現国王の姉であるメラニーは王位継承権も持つ。王家との繋がりができ、公爵にもなれるメラニーの婚約者という席は、貴族であれば喉から手が出るほど欲しいものなのだ。
そんなメラニーの婚約者の座を手にしたのはヴィオレット伯爵家の三男、ジョルズだった。
父同士が学院時代の親友という関係性から、幼少期より関わりのあったふたり。ジョルズに一目惚れしたメラニーの強い希望で決められた婚約。最初はメラニーの熱量に引き気味だったジョルズも、やがて同じ想いを向けるようになり…。
両想いだったふたりは貴族には珍しい恋愛結婚となるはずで。そんなふたりは同世代の貴族令息令嬢からの憧れの的だった。それほどまでに仲の良い婚約者だったはずなのに───。
ジョルズは浮ついた。子爵家の令嬢などに。