あらすじ

伯爵令嬢エレノアには、幼い頃から決められた婚約者がいる。 お相手は十歳年上の青年公爵、アルヴィン・ルヴェル。 名門公爵家当主であり、誰もが憧れる完璧な男性――なのだけれど、エレノアにとって彼は“恋愛相手”ではなく、昔から優しくしてくれる「年上のお兄さん」だった。 六歳の頃から誕生日を祝い、贈り物をくれ、頭を撫でてくれる優しい人。 だから十歳の時、「将来あなたは公爵様と結婚するのよ」と告げられても、まったく実感が湧かなかった。 そのまま心が追いつかないうちに、公爵夫人教育だけが始まっていく。 けれどアルヴィンは、そんな彼女を急かさない。 むしろ――。 「君が望まないなら、この婚約に縛られる必要はない」 そう言って彼は、公爵家の借金を自力で返済し、彼女が自由に未来を選べるよう陰で努力していた。 これは、“優しいお兄さん”だった婚約者が、少しずつ“たった一人の男性”へ変わっていくまでの、じれったくて甘い初恋物語。

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カクヨム2026/06/14
  • 現在の作品【完結】“お兄さん”だと思っていた十歳年上の公爵様と結ばれることになっています