あらすじ
信号無視のトラックにはねられそうな少年がいた。
歩(あゆむ)は反射的に飛び出し、少年を突き飛ばした。
少年は助かった。歩は右足を失った。
一年の療養で、二年生もやりなおし。
短距離走の特待生だったが、もう走ることはない。
宙ぶらりんの気持ちで登校すると、同じクラスにあの少年の姉がいた。
絢鞠寧々(あやまりねね)。
寧々は歩の入院中、何度も見舞いに来ていた。
同じクラスになると、罪滅ぼしのように歩の世話を焼きはじめる。
寧々を恨んでいない歩は彼女の行動に戸惑うばかりだったが、次第に寧々の人柄と世話スキルに絆(ほだ)され、寧々の存在を受け入れるようになっていく。