あらすじ
日本の政財界を牛耳る令息令嬢が集う超名門セレブ校・私立鳳凰院学園。 一般中流家庭出身の首席特待生・如月蓮(きさらぎれん)が目指したのは、カーストのどこにも属さず、すべての人間関係を上空から冷徹に支配する『完全なる観測者(モブ)』としての平穏な3年間だった。
だが、その生存戦略は入学式の最中に無残にも強制終了を迎える。
壇上から全校生徒を見下ろす『光の絶対神』であり、他人のプライドを飼い慣らす本物の暴君――生徒会長・敷島律(しきしまりつ)。 最後列にいたはずの蓮の「ひねくれた目」を一目で見抜いた彼女は、式典の真っ只中、全校生徒の前で蓮を強引に拉致連行した。
「見ーつけた。私の計画に、君のその『目』をスカウトしてあげる」
退路は開幕一瞬で断たれた。 平穏なモブライフを奪われ、暴君の『私設秘書(スパイ)』としてセレブ校の統治という壮大な野望の片棒を担がされることになった蓮の、最悪で最高な高校生活が幕を開ける。