あらすじ
十年間ニートだった青年・道明寺佐宗(どうみょうじさみね)は、学校も仕事も人間関係もすべて失敗し、実家に引きこもっていた。
両親ともほとんど会話がなく、自分には何の価値もないと思い込む日々。
そんなある夜、台所の床下収納を開けるとそこにはあるはずのない石階段が続いていた。
階段の先にあったのは、魔物が湧き、薬草や鉱石が採れ、宝箱まで生まれる地下ダンジョン。そして佐宗の前に謎の文字が浮かぶ。
【ダンジョン所有者を確認しました】
【管理者権限を付与します】
剣も使えず、魔法も使えず、人前に出ることすら怖い佐宗だったが、ゲーム知識と異常な慎重さ、情報整理能力だけはあった。
彼はダンジョンを攻略するのではなく、ダンジョン経営する事に決めた。
目指すのは、冒険者を殺して成長する迷宮ではなく、簡単に、初心者でも稼げて、怪我をしても生きて帰れる死なせないダンジョン作り。
そして、仲間との出会いにより、佐宗の地下迷宮は少しずつ評判になっていく。
しかしその噂は、利益のためにダンジョンを奪おうとする者たちも呼び寄せたり、深層が暴走し、探索者たちが取り残されたりと言う事件が起こった時、佐宗は初めて自分の意思で危険な地下へ踏み出す。
これは、無力なニートが死なせないダンジョンを作るための経営をするお話。