あらすじ
前世では、法廷の場で正義を証明し続けた弁護士だった。
だから今世の私は、夜会で婚約破棄劇を目撃した瞬間——
「これは証拠として記録しておくべき案件だ」と、どこか冷静に思ってしまった。
伯爵令嬢エレノアとして転生した私が持つのは、
目にしたものを正確に記録し、論理の矛盾を察知できる「記録・論証」のスキル。
気づけば冤罪令嬢の証人として召喚状が届き、
前世の弁護士記憶を全力で使った結果——
「君を嘱託証人として正式に依頼したい」と、王国証拠調査局に引き込まれてしまった。
依頼してきた寡黙な調査官アルドは、私のことを「面白い女だ」と言う。
面白いはこちらの台詞で、証拠を揃えるたびに距離が縮まるのはなぜですか。
証言は完璧だったのに、なぜか隣に調査官がいる——
証人令嬢の、想定外にうまくいきすぎる逆転劇、はじまります。