あらすじ
七年前、私の初恋はあっけなく散った。憧れの先輩に告白して、ふられて、それきり。
二十六歳、心機一転の転職先。配属された企画部の部長は——よりにもよって、あの人だった。霧島湊、十二歳上。社内では「氷の部長」と恐れられる、無駄がなくて、冷たくて、やっぱり素敵な人。
なのに彼は言った。「結城さん。初対面だよね?」
……覚えて、ないの? あんなに本気だった、私のこと。
もやもやして、悔しくて、それでも目で追ってしまう。仕事で組めば不器用な優しさが見え隠れして、心臓は七年前のまま。
これは、一度終わった恋をもう一度はじめる物語。年の差十二歳、上司と部下。
——もう一度、好きになってもいいですか?