あらすじ

教室でいわれた言葉がさっきから、くり返しくり返し、頭のなかでよみがえる。あたしはさらに、うずくまった。 「天塚って存在感ないくせに、絵だけはうまいよな。やっぱ天才だから、オレらとしゃべんないんじゃね?」  きょうの美術の時間、クラスの陽キャ男子が、へらへらといっていた。友人に話しかけているように、しかし、わざとあたしに聞こえるように。  違う。しゃべらないのは、しゃべるのが苦手なだけ。うまい言葉を探すのが下手なのだ。いつも、言葉を探しているうちにどんどん時間がかかって、最終的に相手を無視しているようなかたちになってしまう。ほんとうは、したくない。そんなこと、したいはずがないのに。  すると、絵がうまいのを鼻にかけている、すましたやつだと誤解される。あたしの印象は、あたしのほんとうの気持ちを置き去りにして、いつもわるくなっていく。 ———昔からこうだ。  2人が出会い、2人のキャンバスが新しく広がっていく  様々な色彩が青春を描くガールミーツガール イラスト ノーコピーライトガールさま

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/13
  • 現在の作品この鉛筆で、世界をうまく切り取れたら