あらすじ
死闘の末に魔王を討ち果たし、世界に平和をもたらした勇者カイト。
しかし歓喜の瞬間に待っていたのは、共に死線を越えてきた仲間たちからの裏切りだった。
「待て……嘘だろ、お前ら……!」
「君は、危険すぎるの」
神官の罠によって捕縛され、光の届かぬ奈落の底へと突き落とされるカイト。
出世と保身のために自分を使い捨てた理不尽な世界への絶望は、やがて漆黒の憎悪へと変わっていく。
「だったら、本物の『厄災』になってやる」
これは、すべてを奪われた英雄が、自身を陥れた者たちに凄惨な復讐を果たすために蘇る反逆のダークファンタジー。