あらすじ

「結婚後に筆跡が変わっては困る。お前は、遠くへ行け」 公爵が恋した「言葉」を書いていたのは、姉ではなく妹のセリアだった。十年間、姉の手紙も詩も恋文も、すべて陰で代筆してきた彼女は、姉の結婚が決まった夜、正体を隠すために国境の町へ捨てられる。 たどり着いた町で、セリアは小さな代筆屋を開く。字の書けないお婆さんの手紙。不器用な青年の求婚。そして――七人の部下を喪い、三年間その遺族へ一行も書けずにいた、無口な騎士団長ヴェイン。 「あんたの言葉が、好きだ」 借り物ではない「自分の言葉」を、初めて好きだと言われた日。報われるはずのなかった少女は、生まれて初めて、誰かに大切にされていく。 一方、王都では。姉が、ぱったりと手紙を書けなくなった。公爵は気づきはじめる――自分が本当に恋をしたのは、いったい「誰の言葉」だったのか。 けれど公爵が本当の書き手にたどり着いたとき、彼女はもう、自分の言葉で生きる場所を、見つけていた。 ※全13話・完結済み。

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小説を読もう2026/06/13
  • 現在の作品公爵さまが恋した言葉は、ぜんぶ私が書いた 〜姉の結婚で国境へ追放された私、代筆屋を始めたら無口な騎士団長さまに溺愛されました〜