あらすじ

バルドリア大陸の中央に位置するロムルス王国。 この国では、功績によって爵位を得た家は三代まで爵位と領地を世襲できる。だが四代目へ継がせるには、三代のうちに再び爵位に見合う功績を立てなければならない。 かつては、貴族が特権に胡座をかかぬための理想的な制度だった。 しかし現実には、山賊討伐を反乱鎮圧と偽り、収穫量を水増しし、他人の戦功を奪う貴族たちが現れる。 そこで王国は、貴族の功績を調査し、戦場では誰が何を成したかを記録する役職を設けた。 王国監察官――ケンソル。 元貴族でありながら爵位を失い、例外的に監察官となった男、エドウィンは、隣国の侵略を受けたオルセス子爵領の防衛戦へ従軍する。 そこで出会ったのは、祖父の代から続く男爵家を守るため、何としても功績を必要とするクロイツ男爵。 戦場で最も価値ある功績とは、敵将の首か。 敵本陣の発見か。 それとも、敗北条件を潰すことか。 功績が歪められる王国で、監察官エドウィンは戦功の真価を裁く。

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カクヨム2026/06/13
  • 現在の作品「王国監察官(ケンソル)エドウィン」