あらすじ

その扉は、毎日あるわけではない。 午後五時。 商店街の角に、静かに現れる小さな案内所。 そこに届くのは、財布でも傘でもない。 言えなかった一言。 出さなかった退職届。 封を切っていない手紙。 選ばなかった名前。 支援職として「正しさ」を生きてきた湊は、 忘れ物を届けるうちに、 自分自身の封筒と向き合うことになる。 忘れ物は、なくならない。 でも、持ち主が増える。 これは、 やり直す物語ではなく、 抱き直す物語。 静かに揺れながら進む、 小さな再配達の物語です。

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カクヨム
カクヨム2026/06/13
  • 現在の作品忘れ物案内所 ― 夕方五時にだけ開く扉 ―