あらすじ
ヴェルダイン公爵家の若き当主ゼクシードに嫁いだリリティアは、天然で無邪気な性格の持ち主。しかし夫のゼクシードは、リリティアが「お肉とお魚、どちらになさいますか?」と聞けば「俺に選ばせるな!」と怒り、自分で決めれば「なぜ俺の意見を聞かない!」と激怒する、極めて理不尽な男だった。
ある日、些細なことで虫の居所が悪かったゼクシードは「お前のその態度が気に入らない。これ以上俺を怒らせるなら離縁だ!」と大声を出す。怒られている意味が分かっていない素直なリリティアは、「分かりました、お引き受けします!」と満面の笑みで快諾。
着の身着のままで公爵邸を追い出されたリリティアだったが、持ち前の人懐っこさで街の人々に愛され、不器用な天才職人カルヴァートの仕立て屋で手伝いを始めることに。