あらすじ
旭川の流水量が突如として合わなくなり、「水が消えている」という異常が発生する。原因は、岡山の治水を支える要衝「荒手」に出現した“時代が変わるダンジョン”。行政は混乱を避けるため事実を伏せ、河川安全事務所の主人公は探索者チーム、市の土木担当、郷土史研究の大学院生とともに調査に乗り出す。
ダンジョン内部は、時間帯によって古代~現代へと地形そのものが変化し、児島湾干拓地の地形史が再現されていた。さらにダンジョンの影響で旭川の水位が不安定になり、市街地には増水の危険が迫る。
迫る台風、上流ダムの限界、潮汐の制約――岡山特有の自然条件が重なる中、主人公たちは街を守るため、変貌する地形の謎を解きながらダンジョンの核心へ迫る。
水は、敵じゃない——
治水・歴史・地形が交差するダンジョン群像劇。