あらすじ
お腹に宿った小さな命。その幸せな未来を奪おうとしたのは、他ならぬ義母と夫だった。
「我が結城家の初孫には『権左衛門景虎』こそが相応しい!」
令和の時代にそぐわない古臭い名前と、呪いのような金刺繍の産着。マザコン夫は義母に同調し、必死の訴えを冷酷に突き放した。
このままでは、生まれてくる子供が一生からかわれ、いじめの標的になってしまう……。
愛する我が子を守るため、私は立ち上がる。
頼もしい義妹を味方につけ、二人を人混み溢れる大型モールへと連れ出した。彼らに必要なのは話し合いではない。世間からの「大爆笑」という名の現実だった。
これは、一人の母親が愛する子供の「本当の名前」を取り戻すための、絶対に負けられない戦いの記録。