あらすじ
公爵夫人として睦まじい日々を送っていたオデリーヌは、ある日突然、愛する夫ヴァルデマールから冷酷な面持ちで離縁を言い渡される。あまりに唐突な出来事に、オデリーヌは年の離れた我が儘な妹クロティルダがよく仕掛けてくるタチの悪いドッキリだと笑い飛ばそうとする。しかし、夫の目は冷たく、そのまま着の身着のままで邸を追い出されてしまった。
傷心のオデリーヌが湖畔の古い別荘へ身を寄せるなか、妹クロティルダが次期公爵夫人の座に収まったという衝撃の噂が届く。すべては姉の幸福を妬んだ妹の陰謀だったのだ。絶望に暮れるオデリーヌだったが、夫の腹心から離縁は妹の毒牙からオデリーヌを守るための偽装だったという真実を告げられる。夫の真意と深い愛を知ったオデリーヌは、ただ守られるだけの存在を辞め、夫と共に妹への反撃を開始する。