あらすじ
「学校なんて、行かなくていい」
そう言い放つ不登校の少女・椙山絢音のもとに、ある日から毎週プリントを届けに来るようになった東雲由里香。最初はただの気まぐれだったはずのその関わりは、やがて少しずつ二人の日常を変えていく。
他人を拒絶し続ける絢音と、距離を越えて踏み込んでくる由里香。交わるはずのなかった二人は、ぶつかりながらも奇妙なつながりを築いていくが、ある夜、由里香が思わぬ事件に巻き込まれたことで関係は一変する。
「守る」と言ったのは、あたしだ――。
過去の傷に縛られ続ける少女と、孤独の中でも誰かを信じようとする少女。互いを救い、互いに救われながら、“友達”という言葉の意味を知っていく。
不器用でまっすぐな二人が紡ぐ、再生と絆の青春ストーリー。