あらすじ
夏休みの補習初日。
オタク高校生・御子柴は、推しサークルの限定画集が抽選販売になったことに絶望していた。
「どうせ当たらない」
応募をためらう彼の隣で、クラスの人気者・瀬戸もまた同じように頭を抱えていた。
甲子園決勝の入場チケットも抽選販売だったのだ。
推し画集と甲子園。
まるで違う世界に生きる二人だったが、「当たってほしいものがある」という気持ちだけは同じだった。
抽選への不安、転売への怒り、そして謎理論『物欲センサー』。
これは、夏の祭典を目指す二人の、ちょっと熱くて少し馬鹿馬鹿しい友情手前の物語。